ちょっと詳しく説明してみます。
社会福祉協議会(以下,社協)は,昭和25年GHQ,厚生省の指導のもと日本社会福祉事業協会,全日本民生委員連盟,同胞援護会,の再編統合として中央社会福祉協議会(現在の全国社会福祉協議会)が創設されたのが始まりです。
昭和26年に制定された
社会福祉事業法第74条に全国段階の社協と都道府県社協のみが規定されました。都道府県社協が発足するとともに,昭和30年代市町村にも結成が進みました。ちなみに,
笠間社協は昭和49年,
友部社協は昭和52年,
岩間社協は昭和60年に設立しております。その後,昭和58年に
社会福祉事業法が改正され市町村社協が法制化されました。法改正の過程で「地域福祉推進の中核的役割を担うのは市町村社協である」ことが強調され,付帯決議として,①社会福祉協議会は広く地域住民の参加を求めるとともに組織の強化,運営の適正化を図ること,②民間活動としての自主性を尊重しつつ,その活動の基盤整備に努めること,③地方公共団体は市町村社協の制度化に伴い地域福祉に一層努力することが確認されました。
平成12年,
社会福祉事業法の名称を
社会福祉法に改正する大幅な改革が行われ,社協に関する法文も大幅に変わり,
第109条に社協は
>「地域福祉の推進を図ることを目的とする団体」として位置づけられ,
地域福祉推進の中核としての役割が法的に明確化されました。
なんだか堅くなってしまいしたが

平成18年3月,1市2町(笠間市・友部町・岩間町)の合併にともない,3社協も同年7月に合併し,笠間市社会福祉協議会が誕生しました。
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